B級熱海旅行

先週、友達4人で熱海に一泊旅行に行った。なぜ熱海かと言えば、3年くらい前に、
「熱海のストリップ劇場は、場末な感じが面白かった」
という、友達(女)の報告を受けて以来、幹事(女)の心に、
「熱海のストリップ劇場は超面白いらしい!」
という期待感が植えつけられたから、らしい。

そこで今回は、
「70年代の日本におけるリゾートの末路を検証する」
というか、
「熱海のB級旅館に泊まって、ソファのある喫茶店ナポリタンを食べて、場末のストリップを見て、秘宝館に行く」だけが目的。参加者は4人。肝心の、熱海のストリップ経験者はこの3年のうちに子持ちになっており、今回は不参加。この4人の中だと、私なんてまだまだB級の何たるかがわかっていない方。

行く前の話し合いでは、宿泊費・交通費・雑費全て合わせて2万円という案が寄せられたが、いざ調べてみると、休前日では宿泊だけで最低1万5千円はかかってしまいそう。熱海をナメ過ぎていた。往復の交通費は、新幹線なんかもちろん使わず、踊り子でさえ高級すぎて却下。乗車券のみで乗れる「快速アクティー」利用です。

私の記憶では、確かアクティーは、アルミボディでオール2階建てだったので、ちょっと期待。B級に血眼になっている他のメンバーにもし教えたら、テーマに反するということで、無理やり普通列車にされそうなので、教えられない。

ところが当日、入線時間の20分ほど前に東京駅のホームで、アルミバディの姿をウキウキしながら待っていたら、ん?あの入線してくる列車は・・・緑とオレンジオンリーの・・・あら、まだこの列車って現役だったのね・・・。私が小学生の頃から走っている、かぼちゃみたいな、みかんみたいなペインティングのアレでした。

じゃ、アルミボディの2階建て車両は!?今日調べてみたら、あの列車は先月のダイヤ改正時に、湘南新宿ラインに投入されてしまったそうです。そんなブルーな私をよそに、他のメンバーはあの列車の揺れっぷりにご満悦。

列車の中ではビールとお菓子持ち寄り。メンバーの中でも、幹事の次にB級を追求する副幹事は、「ブルボンのルマンド」を持ってきました。これを食べるのは10年ぶりだわ。確か最後に食べたのは、おばあちゃんちだったような・・・。そこまでこだわるか。と思ったら、これは彼女の定番おやつだそうで・・・参りました。