今一番この家で偉いのにゃ

最近、猫が高いところに乗って得意げにしている。つまんないな〜。遠くの方のクローゼットに乗っているときなとは、そこに自分がいることを見つけてもらうまでは乗り続けているので、見つけてあげるフリがめんどくさい。また、できることならその存在を私に知らせて欲しくなかった、高所のホコリに気づかせてくれちゃったり。

子猫の頃は、人の体を伝って冷蔵庫の上にいくのが楽しかったみたいで、良く冷蔵庫の上から見下ろされていた。しかし、自力で降りることは出来ないので、人が近くにいない場合には置き去りにされていた、面白いので、わざとそばに行かないで、10分も放置すれば、
「ニャー。たすけて〜」
と降参の声が聞こえたもの。

こんなに大きくなった今でも、そんな高所からは簡単には降りられないらしい。上るのは好きだけど、降りるのはあまり好きではないみたい。あわよくば、人に降ろしてもらえたらな〜と期待しているに違いない。

一度、猫が食器棚の上で自慢げにしているとき、今しかないと思って、みかんが大好物の今川焼きを食べていたら、そわそわしたあげくに自力で降りてきた。高さは2メートルほど。
そのとき聞こえた音は、
「ドタッ」。

猫とは思えない、しなやかさのカケラもない跳躍だったな〜。「フニャン」と思わず声が出ていたことも考えると、肉体的ダメージも大きかったらしい。

良く考えたら、高さ1メートルほどのキャットタワーから降りる時も、
「バタッ」
としか聞こえない音を立てているな。
あれじゃ、敵にも獲物にも、
「この音は・・・みかんが近くにいるぞ」
ってバレバレ。一生獲物は捕らえられないに違いない。