立ち読みによるストレス

友達が、「諸星のエッセイを立ち読みした」という。諸星・・・私が連想したのは、諸星あたる。その次に、諸星ダン・・・。いけない、どちらも想像上の人物だった。正解は「諸星ナントカ」。ほら、昔、光GENJIの真ん中で歌って踊って滑ってた人ですよ〜。

何でも彼は今、ニューヨークに在住だという。いや、知らなかったな〜何のために?坂本龍一やヒロミ・ゴーが在住してるのなら知ってたけど。
エッセイの前書きには、「このエッセイは、キミの人生の役にはたたないぜ」みたいなことが書いてあるんだって。でも、昔ファンだった友達は、そんなこともないだろうと、さらに読み進めていったあげく、
「本当に役に立たなかったわ」
と、言っていた。

「面白いから、読んでみて!」って言うので、会社帰りに大型書店に寄ってみた。
芸能人のエッセイってどこの棚にあるんだろう、と思って探していたら、おお、結構広いスペース。それに混み合ってます。できることなら、知り合いにここをウロついているところを見られたくないので、30秒で本を探し出し、3分立ち読みして、合計3分30秒でここを立ち去る、という計画で。

ところが何でしょう、この人の多さは。いかにもアキバ系な人が、聞いたこともないようなアイドルのエッセイを読んでいたり、ブレイクしてるんだか、してないんだか判らないような芸人の本がすでに出ていたり。「ヒロシです」の人とか、「残念!」の人とかってそんなに売れているの?また、「女性エッセイ」のコーナーに、美輪明宏があってもいいわけ?

そんなこんなで、ようやく見つけた諸星のエッセイ。写真までついてます。しかし、当時のこの人、顔に品がなくて、頭が悪そうな人だという印象が。それが20年経って・・・おぅ、全然変わってないな。ほほぅ、絶頂期には8マタくらいかけてたわけね・・・って、んなどうでもいい情報もらっても。

友達との約束を果たせるくらいは読んだ。いやほんと、何の役にも立ちそうにないよ。