近頃のおしゃれ

常にお金が落ちていないか地面ばかり見て歩いているため、人の足元には敏感だ。いや、この書き方は良くないな。人の靴に興味があるので見ているうちに、たまにお金を拾う、って設定にした方がいいな。よし、今度からそうしよう。

最近、良く思うのだが、ガニ股の女性って多くないですか。O脚ってわけではなく、ただガニ股。以前、機内映画で、エディ・マーフィーの「ナッティ・プロフェッサー」というのを上映しており、見るともなしに見ていると、エディの相手役の黒人女性はスタイルがいいのに、歩かせるとこれがえらいガニ股。特に階段を下りるシーンでは、なぜ監督が撮り直させなかったのか、なぜマネージャーがクレームをつけなかったのか、画面を見ながら首をひねった。

よく女性誌では、美しいウォーキングの基本として、「背骨は上から引っ張られているとイメージし、膝と膝が軽く触れるように歩く」と書いてある。そうすれば、自然と余計な筋肉や贅肉が矯正され、美しい足になるのだとか。

20歳の頃からこの手の情報を頭に叩きこまれていたのに、今はもしかしたらそのウォーキング法が改良されて、ガニ股のほうがより美しくなったのか。だって、そういうガニ股の人を見ても、みんな足が細くてキレイ。もし彼女達の足が変な形だったら、「やっぱりね」とでも思えるのに。

また、男性のスーツって、最近では安くてもいいものが手に入ると思うのだが、どうしてまたズボン丈がそうも短いんだね、キミは。明らかにサイズが間違っている人もいれば、着方が間違っている人もいる。思いっきりハイウエストにしているとか。

同行者Sが学生の頃、制服のズボンをウエストよりも高い位置に上げてしまい、その結果お尻にズボンが食い込んでいる状態のことを「プリティ」といったそうだ。これは日本中で通用すると言い張るのだが、そうでしょうか。私が街中で、「あっ、あの人プリティだね!」と見知らぬ人を指差すと、「しっ!聞こえるだろっ」と注意されるんですけど、「プリティ」という言葉に、そこまでの市民権はないと思います。

サイズがおかしいで思い出したが、ニュース23に出ている佐古アナウンサー、いつ見てもシャツがブカブカなのはなぜだろう。絶対にワンサイズ大き目を選んじゃっていると思うんですけど。それか筑紫さんを引き立たせるための、スタイリストの戦略か。