英語の勉強の成果

英語は必要に迫られなくなると、すぐに忘れてしまう。本当に毎日使わざるを得なかった時に較べると、全然聞き取りもできなくなっているし、粋でいなせな慣用句などを忘れてしまった。

最近、家に「英語は勉強するな!」という本があるのに気づいた。韓国人の英語習得法で、とにかく毎日聞き取れるようになるまでひとつのテープを、テキストを見ずに聴き続け、聞き取れるようになったら今度はそれを書き取ってみる。そして最後に自信がついたら、テキストを見て復習する、というような内容。

テープは基本的には何でも良く、自分の好きな映画やドラマでもいいらしい。その本にはCDとテキストがついていたので、とりあえずこれをやってみることに。ざっとCDを聞いてみたところ、そう難しい単語は出てこないし、スピードも速すぎず、内容にもついてゆけそうだった。しかし、一字一句まで聞き取れているかというと、そうでもない。それで何度か聞き続けていると、なるほど、昨日わからなかった前置詞の存在がわかるようになったり、なかなか効果的な学習法かも。

ところが、最近そのCDに出てくる登場人物が気になってしょうがない。例えば、カレッジ編に出てくるナンシーは、サラと付き合っているマイクに対して、「新しいガールフレンドを探しなさいよ」と言ったりする。これって、「私なんか候補にどう?」ってことだと思うんだけど、マイクはニブいねえ。冗談だと信じ込んでます。もう英語の勉強など、どうでもよい。今後の3人の展開が気になる。

あとは、ビジネス編に出てくる、秘書の「リサ」。8時55分に上司に呼ばれて、「9時からの勤務時間なので、今は行けません!」と言ったり、「そうカッカすることないわよ」とか言ったりする。近いうちにクビになると思い、最後まで期待していたが、それきりリサは出てこない。ぜひ今後、リサを主人公にした続編を作って欲しい。感じ悪くバッサリと断る文例とかに詳しくなれると思う。JALの職員と口論するときに威力を発揮しそう。英語で話すことはないだろうけど。

でも、私のヒアリングではそういう人間模様があるように聞こえるが、実際にテキストを見てみると、全然違っているかも。マイクはナンシーの元カレかもしれず、リサも秘書ではなく社長の妻だったりして。