気になる名前

ダイエーズレータ選手は、とても気になる存在。何が気になるって、名前だけど。去年の日本シリーズでは、ズレータ選手が活躍していたので何度も名前を聞く機会があった。お亡くなりになったパンチョ伊藤さんが、生前出演していたスポーツニュースでも、ズレータ選手の話で持ちきり。アナウンサーがしきりに「オー、ズレータ!」と連発していて、もしこの場にパンチョさんがいたら、あわてて頭に手をやるところだな、と思ったわ。

また、会社に良く来る郵便配達の人が、どう見てもカツラ。いや、カツラじゃないのかもしれないけど、だとしたら床屋さんを変えたほうがいい。私は心の中で「パンチョさん」と呼んでいたが、最近は「ズレータさん」と呼んでいる。それを会社のおば様に告白したら、「ああ ズラのひと?」って、わー直球。

そういえば、オバンドー選手も何かがひっかかる。「お晩です。坂東英二です」という感じだからか。

最近気になったのは、IOC会長の「ロゲさん」。ハゲさんとロゲイン(アメリカの発毛剤)を足して割ったような語感が、妙に頭に残る。ご本人を見ると、ちょっと頭が寂しい感じだし。そういえば、イタリアのベルルスコーニ首相には、「植毛疑惑」があるらしい。疑惑のもとは、「休暇中に頭にバンダナを巻いていたから」ということのみ。バンダナも危険な小道具だったか。

名前でいえば、ロシアの大統領だって、サンリオのキャラクターになってもおかしくない名前。プーチンて。日本ピロシキ協会のイメージキャラクターとして、「プーチン君」とかいてもおかしくない。昔は「ラスプーチン家」と言ったそうだが、ラスがつくだけで、全然強面のイメージになるから不思議だ。

地名でも脱力するものがある。以前、政府援助がらみの会社の人が、南西太平洋に出張に出ることになった。確か、サモアソロモン諸島に何かの計器を納品したら欠陥が見つかり、そのメンテナンスのため緊急に出かけなくてはならないとのこと。しかも出張したら少なくとも半年は帰ってこられないらしく、ご本人はとても動揺していた。そんな時、
「便が取れました。ホニアラまで」
とか、
パゴパゴ経由です」
とか伝えるのは、なんかふざけているようで申し訳なかった。