手抜き。それは手抜き。

特に国民的コンセンサスにはなっていないようだが、「食後に果物を食べる」って、日本人家庭の8割がしている習慣ではないですか?自分の家もそうだけど、今まで夕ご飯をご馳走になった家庭も、ほとんど食後に果物が出てきました。春はイチゴ、夏はスイカ、秋は柿か梨かな〜。冬はりんごです。

母の必殺ギャグに、「今日のデザートはナシよ」というものがあった。小学校低学年のうちは、「あははやーだお母さん、梨がナシだって〜」と無邪気に笑っていたが、高学年にもなると「いいから早くむいてっ」と思うようになったわ。そういえば、母で思い出したが、お弁当のおかずに困った時、みかんを半分に切ったやつをおかずの隣に置くのはやめてほしかった。

こんなこと本題のつもりじゃなかったが、母のお弁当についてはこの日記の制限字数では書き足りないほど言いたいことがある。

あたしンち」という漫画があり、自分の家の面白い出来事などを綴っているヤツで、「そうそう、そういうこともあったわ〜」なんて共感しながら読めるのが人気らしい。自分では読んだことがなかったのだが、父が入院したとき、こんなのも面白かろうと思って買って行った。

すると次にお見舞いに行った時、母に、「ちょっと、これ私に読ませようと思ったでしょ」と、「あたしンち」の一巻を渡されたので読むと、「お弁当に彩りがないと文句を言うと、母がミックスベジタブルを炒めたものを弁当箱にぎっしり詰めていたの巻」という内容だった。いや、偶然なんですけど。

でも、そのあと、おかずが足りなくなって酢大豆を入れられたこととか、おかずとしてシバ漬けを入れられた話とか、マルシンハンバーグの片面焦がした方を見られないように努力して食べたとか、玉子焼きの混ぜ方が甘くて塩の固まりが入っていてなみだ目になったとか、思い出してエキサイトしてしまった。

それに対する母の答は、
「昔はね、洗濯機はニ槽式でね、脱水したり注水したり大変だったのっ!」
という逆ギレ。洗濯しながらお弁当作っていたそうです。あげくの果てに、
「お弁当なんて、自分で作るものなの!」
なーんて開き直られたりして。