7月13日より7月21日まで、休暇につき不在です。

っていうのを、本当は会社のメールに自動応答で、仕込んでおかなければならなかったのに、やってないんだよな〜。あ〜あ、申し訳ないけど、全ての出張は、22日まで待ってもらうか。

他の業界に較べて、旅行業はお中元・お歳暮に関心が薄い気がする。業者間の贈答は普通にあるが、業者から個人へ、または部下から上司へ、っていうのはほとんどないんじゃないだろうか。その代わり、今回は旅行みやげを、それに当てねばなるまい。

同行者Sが仕入れ責任者になった時、ある航空会社からお中元が自宅へ届いた。中身は、アサヒスーパードライ。同行者Sはスーパードライが大嫌い。会社に還元せねばと、500ml1ダースを会社まで持っていったりしていた。あれがスーパードライだったからヤツも素直に会社に持参していたが、もしエビスだったらそのまま丸呑みしていたに違いない。

実家では、営業をやっていた父親のもとに毎年、取引先企業から贈答品が届いた。子供の頃は、「わーい」なんて無邪気に、カルピスやクッキーの詰め合わせに目を輝かせていたものだが、良く考えたら、企業は父親個人に賄賂を贈っているようなもの。大人になってからは企業名を見て、「あ〜この会社は不公正なことしてるわ」と、もし自分が将来株に手を染めるようなことがあれば、絶対に買わないようにしようと思ったものよ。いまだに株を買えるような資金もないので、その不公正な企業に鉄槌を下すことができないのが残念。

定番のお中元はヨックモックの、あのラングドシャを巻いて棒状にしたヤツ。本当はおいしいお菓子なのに、もう一生分食べた気がして自分では決して買わない。ユーハイムのクッキー詰め合わせも良く食べた。あの中の「マカロン」が一番好きだったので、詰め合わせじゃなくて全部マカロンでも構わないと思った。

泉屋のクッキーは、クッキーそのものも良かったけど、缶の大きさが便箋をしまうのに丁度良く、姉とよく取り合いになった。白い缶に、青い字で泉屋のロゴが入っていて、ちょっと外国みやげっぽかったのよ。しかし、あの中にしまい込んだかわいい便箋、いまだに捨てられずに押入れにあるんだけど、数年前に中を見ていたら、サクマのいちごみるくの、いちご柄の包装紙や、りぼんのふろくなどのガラクタもたんまり仕舞い込んでいるのを見て、そのまま蓋を閉めてしまった。次にあける日が来る気がしない。