今一番見たい番組

昨日友達から、面白くて死にそうな深夜番組があるとの情報を得た。火曜深夜にやっている「ワールド・ダウンタウン」という番組らしく、そういう番組を口で説明されても面白さは伝わりにくいのだが、その番組はざっと聞いただけでも「見よう」という気になった。その番組の中で、外人女性のニュースキャスターがいつも、『私はむしろ逆で』と言って話に入るそうだ。そして前の話題と特に逆でもない意見を披露するらしい。

うーん、あるある。昔いた会社で、最初に教育係となった先輩がそうだった。私が「この日、日本航空の香港線は731便と735便の二便運航してますか?」と質問したとき、「逆に言えば〜」と言うので、ものすごく身構えて聞いてみると、「この日は一日二便が飛んでるわけね」という答が帰ってきた。逆じゃないじゃん、全然。むしろ、その通りじゃん。

会話は全編この調子。先輩が他社の人と電話で話していて、この「逆に言えば〜」と連発しているのが聞こえてきたが、きっと電話の向こうでも面食らっているはず。「今の逆だったか!?」とか。それか、相手の口癖も「逆に言えば〜」だったら、こちらの逆は相手の逆、逆の逆もまた真なりの会話が成立していたかもしれない。

友達が言うには「要するに」が口癖の人がいたと言う。また上からモノをみたような口癖ね。もちろん、こちらの言っていることを要約してわかりやすく提示してくれるわけじゃないらしい。それどころか、話の初めが「要するに」だったりするそうだ。一体何を要されたのか。

少し前、缶コーヒージョージアのコマーシャルで、矢田亜紀子達が男装して「部長に言うたった!」と歌い踊るCMをしていた。なぜかあれがお気に召した上司がおり、しきりに「〜したった!」と会話に織り込んでいたのだが、○○君と会ったことを表現しようとして「最近、○○君に会いたった!」と言った時は、さすがに変だと思ったか語尾に「、したった!」とつけて、ますます何を言いたいのかわからなくさせていた。そこまでして使いたいか。

人の口癖って、いつの間にかうつってしまうから注意しなければ、むしろ私は逆だけど。