マナーの問題

先日、南青山の住宅街の中にある「BODY&SOUL」というライブハウスにジャズを聴きにいった。な、なに?この一文・・・おシャレすぎる。

オープンは7時で、ライブが始まるのが8時半。その日はドン・フリードマン率いるピアノトリオの演奏で、この店はブルーノートと同じく食事やお酒を楽しみながら演奏を聞くというスタイル。ドン・フリードマンは、ビル・エヴァンスと並んで称されるように、ジャズピアニストの中でもすっきりした白人らしいピアノ演奏をするお方。ここはブルーノートほど大きくないので雰囲気が良く、アーチストを間近に見られるので結構楽しみにしていた。

以前ブルーノート東京に行った時は、私が履いていたスカートと全く同じスカートを履いている女性がロビーにおり、最初にそれを見つけてしまった私の方がバッティングしないように怪しい行動をするハメになった。そして食事する時、隣に座ったカップルは明らかに大学生の初デート。女の子が、結婚式でしか見たことないパステルピンクの、オーガンジーのドレスを着ていたのが印象的。あーあ、そういうことがあると全然ライブ内容の方は覚えてない。

今回オープンと同時に入店すると、その時カウンターにいた白人のおじさんがこちらをジロジロ見ていた。ヨーロッパに行った時も時々思うが、白人男性は良くこちらをジロジロ見る。あれって絶対に同じ国の女性にはしていないはずの、かなり失礼な行為だと思う。しかも目が合っても逸らそうとしないのがまたムカつく。そんな時、まず鼻毛が出ていないか、ジーンズのジッパーが閉まっているか調べた上で、制裁のため思いっきりこちらもジロジロ見てガンを飛ばし返すのだが、あー不愉快。私が絶世の美女だというのならまだ諦めもつくが、全然そうではないので納得がいかん。

そんなわけで、その時もオッサンにガンを飛ばし返すと、ヤツはすごすごと退散。勝った。

しかしその後、8時半にステージに出てきたピアニストのドン・フリードマンというのが、そのオッサンだったことを思うと、勝ちだったのかどうか。