結局一度も映らず

6月は結婚式が多いそうだ。とは言っても、もう結婚するような年齢の知り合いはおらず。いや、いるのだが、結婚する気配が一ミリも見えず。

弟の妻は、とてもかわいらしくてスタイルも良い。中学生の頃に、隣に住んでいる広告代理店の人の推薦でテレビコマーシャルにまで出ていた。結婚式でも大画面でそのCMが流されていたりして、浪人に留年が暴露された新郎との対比がクッキリ。

私のテレビ体験は、5年位前に、大阪の靭公園で花見をしていた時。テレビ局のスタッフに、「向こうから歩いている所を撮りますので、自然な感じで歩いて下さい」と言われてギクシャク歩いたのに、テレビに出たのは、桜の花の下に近づいてくる私の影のみ。しかし、影、デビュー!

その他、キリンカップの観戦に国立競技場に行った時、『ブロードキャスター』というニュース番組のスタッフに、「誰を応援しますか?」と聞かれ、「名波選手です!」と言ったとたん、スタッフがひく気配。「中田選手と言ってもらいたかったのですが。」とのダメ出し。それでも友達と「少数意見としてぜひ使ってください」とゴリ押ししたのだが、一瞬たりとも映ってなかったわ。

マレーシアの旅行業界の人が日本でトラベルマートを開いた時も、マレーシアのテレビ局の人からカメラを向けられ、「英語でも日本語でもいいので、感想を聞かせてください」といわれた。先輩はよどみなく英語で、マレーシアの観光に対する考察などを述べていたのだが、私ときたら全くのノープラン。英語で話し始めて、途中でいつの間にか日本語に変わるというダメっぷりだった。視線もどこを向いたらよいのかわからず、思い切りカメラ目線。

あのテレビを見た人は、私の全身から「アワワワワワ」という声が聞こえたはず。それが現地で放映されたのかどうかも定かではないうえ、もしかしたら、現地の「NG大賞」に相当する番組で「ダメな日本人で賞」みたいな使い方をされているのではないかと心配。