書いているうちに食べたくなったぞ

たこ焼きは好きな食べ物のひとつ。私がここで表明した好きな食べ物は他に、「バナナ・スイカ・梅」。安い。安い女だわ。

しかし、最近見たニュースによれば、たこ焼きに使われているモロッコ産のタコは、乱獲のため水揚げ量が減り、値段は数年前の倍以上に高騰しているという。タコは明石だとばかり思っていたのだが、違うのか。明石に住んでいた友達が飼っていたペットの「ペロちゃん」も、写真を見せられるまではタコではないか、と疑っていた位なのに。タコがさらに高騰したら困る。タコ焼き器かホットサンドメーカーか悩みぬいて、タコ焼き器を手に入れたばかりだし。タコ焼き器って、本当にたこ焼きにしか使えないもんな。

大阪では、どこのタコ焼きもおいしかった。家の近くに2軒たこ焼き屋さんがあり、相場は、8個200円が平均のようだった。一個25円。偶数であれば何個でも買えるので、大阪にいる間に、自分のたこ焼き許容量を試すつもりだったのに未達成。100個はイケると思うのだか。しかし、近所にあったたこ焼きやさんのうち、よりおいしい方はいつも行列で、閉店時間も早く、なかなか食べたい時に食べられなかった。本業は喫茶店らしい。店頭のたこ焼き売り場には、「マヨネーズは早めに言ってください!」という貼り紙がベタベタと貼られていたが、いまだにその意味がわからず。過去にマヨネーズで何が起きたのか。

もうひとつのイマイチな店の方は、深夜2時ごろまで開店していたが、一度10個買いにいったら、焼けているのが9個だと言う。偶数で買うべきだと思っていたので、8個買おうとしたら、9個でも売ってくれた。売ってくれたっていうか、そういう時、8個分の料金でもう一個はおまけしてくれるのがナニワ商人の心意気ってもんじゃないのかい。二度と来るか!お客さんを逃がすのは、こうも簡単なものよ。

しかし、関東地方に帰ってきてからは、あのイマイチな店の味さえ激ウマに感じるほど、たこ焼きレベルは低い。この間、居酒屋さんのメニューに「自分で作るたこ焼き」というのがあり、友達が「私のたこ焼きテクニックを試したいので頼む」と言い張った。出てきたのは、カセットコンロと鉄のタコ焼き器。しかし、この女、最近「紫蘇は丸めて切ると切りやすい」というのを初めて知ったような人間。誰もが不安に思う中、案の定丸くないたこ焼きが焼きあがった。全く、東京の女ってのは。