この時も夜はヘコんだ気分に

私は良く失敗をするし考えも浅はかで、「ホントに私ってダメなヤツ」と自己嫌悪に陥ることが多い。多いって言うか、毎日そう。もはや「歯は磨いたし、コンタクトは外したし、メイクも落とした。あとは・・・おぅ、自己嫌悪に陥るのを忘れてた」と、寝る前にチェックしても良いくらい。そういう時って、まわりの何気ない人たちが輝いて見える。「この人たちは私みたいな失敗したことないんだろうな・・・。」とか、ますます自分を追い込んでしまう。失敗する時とは、「これって苦手だな」と薄々思って避けていたようなことに限って起きるから、ますます苦手意識が大きくなっていく悪循環。

そんな私の失敗の中でも、まだ笑えるような失敗は、靴に関する失敗。私は靴を買うのが好きだが、普通の女子が持つくらいの数しかないはず。20足くらいかな。いや30足かな。サンダルやブーツなど季節モノなどもあるし、そんなに多くないはず、と私は信じている。もし、統計で「普通の女子が持つ靴の平均は15足」なんてハッキリした結果が出ていたら、その平均に合わせるように同居の家族や、たまに遊びにくる母親にきつく言われそうだから、あえて調べない。そう言えば、最近転んだ時に血まみれにしてしまったから、一足捨てられるよ、よかったね、家族のみなさん。

靴の失敗とは、漫画以外では実際起きたのをなかなか見ない、左右違う靴を履くというヤツ。玄関を出るときに、同居人Sに怒って飛び出てきたので、そんなことになったよう。当時大阪駅は隣の駅。その大阪駅で電車を降りて、階段を下る自分の足が左右違う色。その日パンツをはいてるし、右はこげ茶、左は黒のローファー、同じブランドで高さも一緒、目立たないといえば目立たないと、自分に言い聞かせながら歩いてみたが、パンツが淡色なだけにすっごく目立ってるはず。仕方なく、開店前の大丸の前から家に電話。モトはと言えば、足元を見る余裕もなく飛び出てきたのは、このお方が私を怒らせたから。怒りを感じている人間に助けを求めるとは、なんたる屈辱。くやし〜。「で、家に残っている片方ずつそこに持っていけばいいの?」って、何でだよっ!どっちか片方でいいっつーの。

それから、Sさんが大丸前に到着するまでの長かったこと。会社には、「ちょっと事情があって遅刻します」と、玉虫色に電話。ようやくSさん到着。ありがとう、っつーか、私を怒らせたアナタのせいよっ。