世界的な流行なのかどうかはわからない

バナナが一番好きな果物だとしたら、2位はスイカかもしれない。昨日も行きつけの高級スーパー「イトーヨーカドー」で、スイカの試食をやっていたので、子供に混じって食べた。今年初めてのスイカ

私の誕生日は夏休みも終わりごろ、みなが宿題を必死になって取り掛かる不幸な頃にやってくる。小学校の時、誕生日のプレゼントに何がいいか聞かれて、「スイカ!」と無邪気に答えたら、プレゼントは本当に「スイカオンリー」だった事がある。それどころか、クリスマスの時も「本が欲しいなあ」と言ったら、姉は油絵セット、弟はラジコンカーだったのに、私は「本オンリー」だった事もある。ちなみに値段は1,200円だったわ・・・。こう言う事って決して忘れないものよ。

先週香港に行った時に、街中で何度もスイカの香りをかいだ。いくらうっかり者の私でも、この時期香港の屋台などで買い食いをすると危険かもしれないとは気付いていたが、目が無意識のうちにスイカを探していた。しかし、どこにもスイカはなし。夏のアメ横ですらスイカのスライスが売っているのだから、香港にないわけはないのだが、香りのみ。同行者Sに「スイカが人気だね」と言ってみると、それはもう田舎の子を見るような目つきで「それはマリンノートではないか」との返事。マリンノート?

イカ柄が一面に書いてあるノートを思い浮かべたが、さにあらず。香水の香りの一種で、花の香りの「フローラルノート」、柑橘系の香りの「シトラスノート」の仲間で、瓜系のさわやかな香りがマリンノートだそうだ。へ〜。

以前、空港のデューティフリーエリアが大好きだという男性の同僚がいた。あのむせ返るような香水の匂いがたまらないんだと。その話を聞いたすぐあと、朝出勤する直前にたまたま置いてあった香水の瓶をひっくり返して、履いていたパンツに大幅にこぼしまくったことがある。しかし、もう履き替える時間もなくそのまま出勤したのだが、まさにむせ返るような匂いを発していた。しかし私としてはその香水の匂いよりも、「もしかして私がヤツの気を引こうとして、浴びるほど香水を付けてきたと思われているのでは」と思うと気が気ではなかった。