曲線に魅かれたの

私のHPはヤフー!の「ヨーロッパ旅行記」に登録されているが、いつまでヨーロッパに行く体力が保てるかが問題。いや、それ以前に財力がいつ尽きるか。そうなったら「貧乏想像旅行記」にして、いかにも行った感じのにせ旅行記を作ろう。もし今後私が「パリのトゥール・ダルジャンのフォアグラは最高!」なんつって書いてたら、「ああ、とうとう想像上の旅行記が始まったのだな」と察してください。

今回香港で、また下らない目にあった。まず、搭乗前、前の会社の同僚を発見してしまった。それだけならまだしも、そいつは男連れ。風の噂で今度結婚すると聞いていたのだが、それが相手なのかどうか、それ以前に私がそれを知っているのは不自然ではないのか、共通の友達に指示を仰ぐメールを出してみたのだが、搭乗前に返事は来ず。思い切って知らんぷりする作戦に出た。帽子で顔を隠してみたりしたのだが、怪しいったらありゃしない。何でよりによって私ばかりがこんな目に・・・。

また、帰りの空港では、上階の部署にいる女性に会ってしまった。それも、搭乗時間が迫る中、現地通貨を持ってフラフラ買い物に出かけた同行者Sを血眼で捜している時。あと5ドルあったら、スイカガムが買えるのに!!ヤツめ〜どこに行った!にこやかに雑談してみるも、これで会社にもおみやげを配らなくてはならなくなった事に気付く。いや、それよりも、スイカガムが!結局時間が足りなくなって買えず。また、行きの飛行機で会った男連れがここにも!何でよりによって私ばかりがこんな目に・・・。

香港では、今、日本語の「の」が大人気のようである。「優の良品」という、無印良品を限りなくパクったネーミングのお菓子のチェーン店が、至るところにあった。また、テレビでも、香港資本の化粧品のCMで「朝の一番」と書かれた後に広東語で商品名(たぶん化粧水)、次に「朝の二番」(たぶん乳液)が出てきた。「の」は普通に平仮名。香港市民の「の」の識字率はかなり高いはず。そういえば、私が一番最初に覚えた平仮名も「の」の字らしい。絵本を持ってきては母に、「これは何ていうの〜?」と「の」を指差して聞き、また2、3分後に「これは〜?」と聞いた字も「の」だったそう。「アホを産んでしまった」と後悔したその2、3分後にまた、「これは〜?」と「の」の字を指差した時は、「向こうで遊んでらっしゃいっ!」と、キレたんだって。やな感じ。