こんな使い方もありましてよ

猫砂は一袋5キロと重いので、通信販売で購入している。先月、配達されたそのうちの1袋が破損して中身がもれているのを発見した。砂は無事回収でき、実害はなかったのだが、次にネットで新たに発注する時、軽くクレームをいれてみた。そういえば昔、森永のチョコパイの袋がひんまがって入っていたというクレームを、わざわざ郵送してみたことがある。すると、お詫びの言葉とともに送られてきたのは、「森永ハイクラウン」。こ、このチョコって、パチンコ屋さんで中途半端に勝った人からのお土産でしか見た事ないけど・・・。

その他、キャンディの包装紙がまがっていた、ラムネの包装紙が曲がっていたなど、「曲がっていた包装紙シリーズ」で何度か別のメーカーにも出してみたが、何しろ内容物には一切傷がなかっただけに、ただの言いがかりだと思われても仕方がないところ。それなのに、どのメーカーの人も丁寧なお詫び状を送ってくれた。しかし、森永のようなお詫びの品はなかったため、私のクレーム稼業はそこで終わりを告げた。世間では、私のようなセコい人物を「クレーマー」と呼んで忌み嫌っているようである。ああ、足を洗えてよかった。

それはともかく、今回発注した猫砂4袋が届き、猫砂計20キロが猫部屋に運び入れられた。ところが、後日、その軽いクレームを見た担当者が気をきかせて、お詫びに猫砂を送ってくれるという。しかも破損していたのは1袋だけなのに、お詫びの意味を込めて4袋送ります、とのこと。メールだったので一応辞退するフリのメールを出してみたものの、結局貰うことに。しかし、腐るものではないと言うものの、一気に8袋、計40キロの猫砂在庫を抱えることになる。40キロとは私の体重と同じ位ではないか。なんつって嘘だけど。

そこでふと考えたのだが、もし今地震が起き、トイレが断水したら、猫の抗議を無視して猫トイレを借りても、何日かは不自由なく使えるのではないだろうか。今まで何かと厄介者扱いされていた猫砂だが、防災用品として売り出してみてはどうだろうか。よしっ、小林製薬あたりに、「人猫兼用・いざというときの備えに『ネコズ〜ナ』」という名でアイデアを売りつけてみるか。