宇宙ネコが熊ちゃんの気持ちを理解した日

昨日の夜の事。猫に向かって突然、「君は本当は猫じゃないね。よその星から来たネコ型宇宙人だね。」と言ったら、ものすごく驚いた顔をしていたな。「ばれた・・・。」って思ったはず。こうして定期的に、ヤツの正体を知っていると牽制しておくのも地球人としての使命。きっと、他の飼い主の方々もやっているはずよ。

それと言うのも、昨日スカパー!のカトゥーンネットワークを見ていたら、宇宙制覇の野望を抱く悪者の脳が、なぜか食いしん坊の熊ちゃんに移植されているというアメリカあたりのショートアニメを見たのだ。熊ちゃんの人格も別にあり、熊ちゃんは悪者が大好き。でも、悪者が宇宙相手に悪いことをしようとしても、熊ちゃんが蜂蜜だのベーコンだのを食べにうろうろするので、悪者は悪行の限りを尽くせず、かなり欲求不満がたまっている。なので、悪者はもっとマッチョなマシンに自分を移植してもらいたがっている、というような、ホント、文章で書くとかなりバカバカしい内容。まあ、画面を見ててもバカバカしかったが。

うちの猫に宇宙人の脳が移植されたらどうなるかな。鯛焼きを魚の一種と誤解していたり、風呂の水が大好物だったり、烏にバカにされてヘコんだりする、あの行動もかなり宇宙的だとは言える。

そして、ふと隣を見ると、自分の家の猫が食い入るようにして画面を見ているではないか。普段、猫はテレビを見ない。むしろ、うるさい効果音などが迷惑らしく、ものすごくつまらなそうな顔をしてフテて寝ているものだ。なのに、何なの?この食いつきようは。試しにテレビを切ってみると、やんわり抗議の眼差しが。これは宇宙人仲間の連帯感としか考えられない。

               
            とぼけても、あなたの正体はお見通しよ・・・