どんぞこまでヘコむ日

私のミスにより、トラブルが起こった。昨日、「白い巨塔」で伊藤英明が、「俺は医者には向いていない・・・。」って言ってたけど、私なんて過去何百回、「私は旅行業には向いていない・・・。」って思ったか。

今回のミスは、ハワイへのハネムーン。日ごろ出張手配している会社の人なのだが、その人自身は海外出張の経験もなく、それどころか海外旅行が初めて。安請け合いしたものの、話を聞きながら冷や汗をぬぐったものよ。彼らの一生の思い出を生かすも殺すも私次第ってことね・・・。

パッケージ旅行を売るのは、約5年ぶりなだけに、各社パンフレットを熟読し、見積もりを出してみた。すると、希望に合うのはアイルだけ。アイルか・・・ジャルパックからアイルに変わる時、1月11日を「アイルの日」と名づけ、赤坂のホテルで発表会を開いていたっけ。発表会後は、宅配便でパンフレット一式を送ってくれたというバブリーな時代。あの時もらったコナコーヒー、まだ包装紙のままです。

そして、出発までにかれこれ40回はメールのやりとりをしたと思う。ミスの原因は・・・そのコースにはつかない特典を、「付きます」って言ってしまった事。ご丁寧にも、特典の使い方までメールしたりしている。もう、こうなると全面的に私の責任ということになる。「お客さんもパンフレットを見ているのに気づかなかったのだから、お互いの責任」なんて、しょせんは机上の論理でしかない。

でも、パンフレットを良くみてちょうだい。(*この特典は○○コースの方に適用されます)ってフォントサイズ2位の文字で書いてあるだけなのよ。「パンフレットの書き方がわかりにくくて、今までも何度か現地でトラブルになっている」ってジャルパックの人は言ってたけど、それなら最終確認書で、「こんなケースがあるから注意せよ」って、ちゃんと書いといてよ!うわ〜ん!私悪くないもーん!先生、アイルちゃんが悪いと思います!!
こういうとき、心の中では幼児退行を起こしがち。

しかし、いまさら何をいってもただの言い訳にしかならない。偉そうに書いている自分のホームページを今すぐ閉鎖しよう、って思うほどヘコみました。

あーあ、お客さんが帰国する日が憂鬱だ。