マレーシアの縁起でもない一文

現在、マレーシアに入国する際、3ヶ月以内ならビザは必要ないので見た事はなかったが、先日業務ビザを取った人のパスポートに、「不法薬剤の持ち込みは死刑に処されます」と日本語で書かれていた。

不法薬剤・・・おそらく覚醒剤大麻の事で、お医者さんから処方された花粉症の薬の事などではないと思うが、緊張してしまう一文だ。「死」という言葉自体、できれば自分のパスポートでは見たくない単語なだけに、受け取ったお客さんの顔が不景気に見えてしかたない。

また、シンガポールは、死刑率が人口比で世界一(ほとんどが麻薬所持者)だとして、アムネスティから警告を受けている位厳しいのに、オランダでは合法だし、以前チューリヒには「ニードル・パーク」と呼ばれる、ヘロインの注射器の針が無数に転がっている有名な場所があったのよ・・・。

しかも、西ヨーロッパのいくつかの国では、ジャンキーな方々に限っては、医師からヘロインを配給されているというし、国によって解釈が大きく違うのもややこしいところだ。

以前、ホノルルのDFS前の通りで、見かけは白人なのに、「あるよ〜、麻薬とか。」って日本語の倒置法を使って言われたときには、「やるな、こいつ。」って思ったのだが、「とか」って具体的には、何かしら。