気になる方言的な言い回し

あごの下が白いです

生まれも育ちも関東地方という人と話していると、
「あるって(歩いて)行った」
という表現を結構聞きます。なんか語感が丸い感じで、私は好きですけど、せっかちな下町言葉っぽくもありますね。最初は、江戸っ子との会話でよく出てきたので、東京の方言だと思っていたら、埼玉県人も使っているので、関東地方の方言のような気もします。


さらに「違くて(ちがくて)」というのも、よく聞きます。これも関東でしか聞きません。若者言葉だと思っていたら、おじさんなんかも使ってます。ミスチルの「Everything (It’s you)」って曲では、サビ直前の結構いい場所で、「恋とはちがくても〜」と歌われていて、全体的な歌詞の内容が良いだけに、個人的にはこの部分に興ざめです。韻的にも音のきれいさから言っても「ちがっても〜」の方が良くないですか。でも、関東の人には、そんなに違和感がないんだとか。


あと、もいっちょ私が違和感を感じているのは「片して」という言葉。「あぁ〜ん?『片付けて』だろうがよ!」なんて、チーマーな突っ込みを入れてしまいます。これも関東地方の方言じゃないですかね。他では聞かないので。関西が長かった私はむしろ、「なおして」がしっくりきます。片付けるという意味です。ある大掃除の朝、「そのバケツ直しといて」と言った5分後に、「壊れてるのはどこなんだ?」と東京生まれの同居人が首をひねっているのを見て、これが一種の方言だと知りました。