リカちゃん人形との再会

mikan-neko2006-03-23

先週、実家に遊びに行ったときに、リカちゃん人形の入った箱を手渡されました。ちょいとお母さん、私もう30歳を越えて随分経つんですけど・・・。なんて思って、一応中をあらためてみると、なっ、なつかしー!そうそう、このお洋服大好きだったのよー!思いのほか大興奮して、家に持って帰ることにしました。


この時期、旧暦の桃の節句までは、実家にお雛様も飾ってあります。
娘も息子も片付いたもんだから、出し放題だな。確か私達がお年頃の頃には、
「3月3日を過ぎても飾ってあると、嫁き遅れるから!」
とバッタバタでしまっていたものなんですが。
このお雛様も、母の代のものと私達姉妹のものと、両方飾ってありました。飾り放題だな。


リカちゃん人形は、姉妹仲良く一つずつあり、今見ても、どっちがどの洋服を持ってたか覚えているものです。私が気に入っていたのは、アイドルが着るような、ピンクのオーガンジーでできたフリルのミニスカート付きワンピース。これに、おなじオーガンジーのロングスカートを着せると、あらお姫様に変身!という一品。


そーいや、
「私、アイドル歌手のリカよ。いつも華やかなスポットライトを浴びて歌っているの。でも、夜になればこれを来て、舞踏会にお出かけよ!」
というストーリーで遊んだ気が。ぶ、舞踏会て。


しかし、このリカちゃん人形箱にしまわれていた中で、私が最も感動したのは、リカちゃんの振袖。母方の祖母が、母の七五三のときの着物をバラして作ってくれたものです。それも、本格的な和裁で、裏までついた丁寧なつくり。明治・大正の女性は、自分で着物を作っていたんですよね。いま改めてじーんとしました。


他に作ってもらったのは、お布団。舞踏会から帰ったあと、布団を敷いて寝るとは、リカちゃんも想像してなかっただろうけど、うちではそういうことになっておりました。