コーヒーについて語る

会社には、ブレンディのインスタントコーヒーの大きなボトルがあり、勝手に作って飲んでいいようになっています。ところで、ブレンディって不味くないですか。いえ、不味くはないのですが、おいしくはないです。最初に封を切ったときの香りは、どのインスタントコーヒーよりも香ばしいと思いますが、味がいまひとつ。

私が子供の頃、「ネスカフェアメリカーナ」というインスタントコーヒーが、日本で発売されていました。CMでは、アメリカ人的な男性が、朝のシャワーを浴びてアメリカーナを一杯、という設定だったと思います。まだ、朝シャンなどなく、というか、家庭のシャワー普及率が50%もなかったような時代。そのCMで、アメリカを感じました。今、日本で売られていないことを考えると、売り上げはイマイチだったんでしょうなあ。

私が在籍した中で、最もワケのわからなかった、社団法人の会社では、コーヒーは個々にペーパーフィルターで淹れていました。それまでにも、ユニマットなどの業務用の大きなコーヒーメーカーを設置し、朝大量に作りおきしたものを、個々に飲むというスタイルの会社はありました。経済的で便利ではあったのですが、何時間かたってポットの底に残ったコーヒーは地獄の味。

しかし、その社団法人では、一人用のペーパーフィルターが常に置いてあり、一人一人思い立った時に、挽いた豆を入れて、蒸らして、ドリップするという悠長なことが毎日行われておりました。これで、豆も手動ミルでギコギコ挽くんだったら完璧だな、と思ったのですが、そこまでの余裕はなかったようで、粉のコーヒーを買ってきていました。

ところで最近、スターバックスでカフェインレスのものを頼んでみました。12時40分に注文して、できたのは12時55分です。注文した後に、後ろでコーヒーミルがガーッと鳴っていたので、嫌な予感はしていたのですが、よっぽど頼む人が少ないらしく、作り置きはしていません。私のためにわざわざドリップしてくれるんだから、贅沢なことは確かなんですけど。