韓国ブームに乗っからせてもらう

「韓流」って、私の周りでは一向に盛り上がっていない様子。大韓航空を勧めても、全く乗ってこないし。この間、ソウル線が満席だと伝えると、
「韓国は『雪のソナタ』で人気だからなあ、わっはっは」
っておじさんが言ってたよ。う〜ん、惜しいっ。ドラマの内容を、かすってはいるんだけどなあ。

外房線のホームにある、犬吠崎の温泉ホテルの広告には、
「海のソナタ
って書いてありました。遠い遠い便乗です。

テレビであの騒ぎを見るたびに、韓国ドラマのファンって一体どこにいるのだろうと思っていたら、いた。この間、丸の内のスタバに入ったら、隣に座ったオバサマ達がえらい盛り上がりようで。おば様・・・だよなあ、たぶん。もしかして私と同じ年位かもしれないけど。まあ、それでもおば様には違いないか。

私も連れとお話をしていた最中だったのに、隣の熱気に押されて、自分の会話の内容を全然覚えていません。おば様たちの会話の内容は、ヨン様。「ヨン様グッズ」が通販で売られているとかで、ドラマで彼がしていたのと同じ柄のマフラーが買えるらしい。しかし、「ヨン様」て・・・「レオ様」とか「ベッカム様」とか、なんで外国人アーチストには「様」をつける決まりなのだろう。

今回、韓国ドラマの「ナントカ様」が来日したそうで、空港はすごい人、という話を友達がしていた。その友達は韓国ドラマファンではない。でも、「天国の階段」という韓国ドラマでは、「なっ、なんじゃそりゃー!」という場面が満載らしく、つい見てしまうらしい。

特に、どう考えてもロッテワールドみたいな場所で、主人公の男女が王子様とお姫様の格好をしてメリーゴーランドに乗る場面は、その場で何十通りもの突っ込みが頭を駆け巡ったと言う。

また、その主人公の「ナントカ様」は、肉体美が売りで、毎回シャワーシーンがどこかに挿入されているらしい。水戸黄門で、毎回由美かおるの入浴シーンが出るのと、同じ発想か。

友達によれば、そのナントカ様は、カッコ良くはなく、むしろ気持ち悪い感じ、だそう。き、気持ち悪い?それ、俳優としては致命的な欠点のような気が。でも、脇役の男性がそれに輪をかけて気持ち悪いので、最近では、主人公が意外と普通の人に見えてきたらしい。それを聞けば聞くほど、「ナントカ様」を見たくてしょうがないんだけど、誰も名前を覚えていない。

どんな人なのよ。