派遣会社からの贈り物

最近、旅行業界ではない若い友達が、もし結婚したら、給料には関係なく、自分がやってみたかった仕事につきたい、と言っていた。雑貨屋さんやカフェの店員とか、給料は安くて労働はキツそうだけど、配偶者の収入で生活が成り立つなら、自分はせめて人間関係を充実させて、楽しんで働きたいそうだ。

なるほど、そういう考え方もあるわけね。私なんて逆で、そんな楽しみよりむしろお金。せっかく働くんだから、一円でも給料の高いところで働きたい、と思っていたわ。給料がより高くて、かつ少しでも仕事が忙しくないところであれば、どんな人間関係も平気。きっと、これが年を取るってことなのね。

先週、派遣会社の人が6ヶ月ぶりくらいに来た。なんでも翌日からお盆休みに入るので、その間に何かあったら週明けで対処します、ってご挨拶。今まで6ヶ月間何も言ってこなかったくせに、今更何か発生してもそちらに相談するとは思えません。

私のいる職場は、前任者が辞めさせられたり、短い期間で辞めたりと、たいへん人間関係に問題のある職場なはず。しかも、旅行関係の資格を持った後任者がなかなか探せなくて、私がネットで仮登録した5分後に、いきなり担当者が電話をかけてきて、「今すぐ仕事があります!今すぐ!」なんて、夜中の11時に言ってたし。なら、もっとひんぱんにご機嫌伺いに来んかい。いえ、そんなことよりそろそろお給料を上げてください。

で、手みやげにもらったのが、「シックのシェービングキット」。もちろん女性用で、たぶんつきあいのある企業から、大量に試供品でもらったか、女性に配るように企業からタイアップでもらったか、だと思うのだが、さては、私の前日の夢を知っているな?

夜中、ふくらはぎの後ろの毛が、ものすごく長くなっており(30センチ位)、ストッキングの中でもじゃもじゃしているという、わけのわからん夢を見て飛び起きた。見てみたところ、そこにはそもそも毛がないのを見て一安心してまた寝ました。なんてタイムリーなプレゼントなの。

違う会社からは、ハーレクインロマンスを一冊もらったことがある。「こんなもの・・・」と思ってたけど、何も読むものがないときにふと手にとってみたら、これが意外と面白かった。なるほど、最初は反発している男女が、やがて魅かれ合ってゆくわけね・・・「風と共に去りぬ」以来の、永遠のテーマのような気もするが結構ハマってしまうもの。