新しい日本語システムのご提案

昨日の朝、電車の中でちまちま携帯メールを打っていたら、指の動きが追いつかずに「キーッ!」と投げつけてしまいそうになった。せっかくだから、右斜め前にいる「マンガ男」に当たるように投げたい。

この「マンガ男」、どんなに混んでいる電車の中でも少年マンガを読む習慣を欠かさない。いつも気づくとヤツの後ろに立ってしまうので、「権力者のおじさんに嫌がらせを受けた料理人が、権力者を感動させる料理を作った話」とか、「キラだの月だのという名前の男達が出てくるスポーツの話」などのマンガを肩越しに読んでしまったりする。また、「いくぜっ」とか「おぉおおおおおお〜」とかいうセリフのみで一ページが構成されているような格闘モノなども見てしまう。セリフはそれだけだろう。早くページをめくれ。

しかし、冷静に考えると携帯が壊れたりしたときの、いろいろ面倒な手続きや出費のことが思い浮かび、寸前でやめることに。これがオトナというもの。だから携帯メールって、思ったことの半分も伝えられない。と、思ったら、帰りの電車で超高速で入力している男子高校生を発見。絵文字や半角文字なども駆使して、カラフルで長いメールを送信していた。見るともなしに、と言うか目が釘付けになっていたのだが、10秒ほどで20字は打ってたな。キーボード並み。

ああいうのを見るたびに思うのだが、今のキーボード入力の、「ローマ字入力」「カナ入力」のほかに、将来「携帯入力」っていうのが出来るんじゃないだろうか。テンキーだけで入力できるから、スペースも取らなくて済むし、Zを打つときに小指がつりそうになったりしないだろうし。

そうなると、カナ入力しかできない課長が、しぶしぶローマ字入力のPCを使っている時に、「GIって打っても『ジ』って出ないよお!」と泣きついてくるのを冷たい目で見てしまうように、「携帯入力で小さい『ゆ』はどうやって出すのよ!?」と言ったりしたらバカにされるだろうな。でも、空いた片手でハンコを押してみたり、名刺を交換してみたり、お菓子を食べてみたり、何でもできそう。ギャー、楽しみー!早く来ないかな、携帯入力時代。