明らかに私をターゲットにしていない雑誌

最近、ものすごく久しぶりに病院の待合室でananを読んだ。昔から、「この雑誌とはソリが合わないな」と感じていたが、もうananのターゲット年齢をとっくに過ぎた今、ますます合わない存在になってしまった。

昔、15年ほど前の料理特集で、「冷蔵庫にチコリしかなかったら、どう料理するか?」みたいな提案がなされていたが、その当時はもちろん、今でさえ、冷蔵庫にチコリだけしかなくなる状況など考えられない。チコリって「よし、今日はチコリで何かを作ろう!」と思った時しか買わないような気がする。具体的にチコリで何ができるのかは知らないが。冷蔵庫を開けるたびに、「あちゃ〜、まだチコリがあるよ。早く始末してやらなきゃ」と意識せざるを得ない存在だと思うのだが。
「冷蔵庫にキュウリしかない」または、「期限切れのドレッシングしかない」なら、日本人としては良く分かる。とにかく、突っ込みがいのある雑誌だ。

今日読んだ特集は、「美人のボーダーライン」というやつだった。「どういう女性が美人といえるか」というものが箇条書きになっており、その20近くもある条件をひとつひとつ読んでみたのだが、「品のある年上と交際がある」とか、「孤独が似合う」とか、その条件を決めたボーダーライン自体どこにあるんだ。「ごめんなさいと素直に言える」っていうのもあったけど、じゃ、エージェントデスクの人間は美人じゃないな。

その後に、「ダメ女研究」っていうのもあったんだけど、誰をどう研究したんだろう。こっちの方が興味ある。ちゃんと読めばよかったわ。