ギリシャ土産のハルバを食べる

ゴールデンウィークギリシャに行ったいしこさんから、ハルバというお土産をもらいました。

ハルバの名を知ったのは、バックパックな旅をしていた友達から。前後の関係は忘れてしまったのですが、ヨーロッパのどこかを旅している時、ギリシャ人と仲良くなってエスニックなスーパーに行ったそう。するとそのギリシャ人が、
「あっ、ハルバ(ハート)」
とうれしそうな顔をして、パウンドケーキのようなものを買ったのだそうです。


そして、さっそくそのハルバという名のケーキをわけてもらったそうです。ギリシャといえばムサカもオリーブも好きだし、きっとおいしいものだろうと思って一口食べると、一瞬意識が遠のいたそうで。これが私の大好きな読み物「外務省危険情報」ならば、
「仲良くなったギリシャ人から、ハルバという危険な食べ物を勧められるままに口にすると、その場で意識を失って、目が覚めたときには金品が奪われていた」
ってなことになるはずなんだけど、実際はあまりの甘さとクドさに脳が舌から来る情報を拒否したようだ、と語っていました。


なんだその食べ物って。そこであえて正体を検索などせずに、いしこさんギリシャみやげとしてお勧めしてみました。そしたら、ゲッ。お土産として私の手元に。いや、私のプランでは、現地のホテルで飲み物もなしにガッツリかぶりついて、失神してほしかったのですが。でもありがとうございます。早速頂いてみます。本当は数名を道連れにするはずだったのですが、あまりの賞味期限の長さに、
「じゃ次回ということで」
と逃げられたので。


でもやっぱり好奇心には勝てません。とりあえず、今目の前にあるこいつを食べてみたい。偶然来週ギリシャに行く友達がいるので、彼女達にハルバを頼み、きっと「次回」には忘れているだろうと思っている方達のためにも試食。一応カルフール製らしいので、何かあったら訴訟も可能だし。


                →ブツはこんな感じ 意外とスタイリッシュ







               風邪を引いていたので、思い切り防御の姿勢で。ようやくネットデビュー!
ふふふ、素顔なんか一個もわかりゃしねえ。






 何が起きても良いように、ペイパータオルはたっぷりと。何が起きるかと思っていたかというと、
1.開けた瞬間爆発
2.開けた瞬間甘さで気絶
3.開けた瞬間ゴマの油分で目をやられる

さーて、外箱から出してみました。



 上のきっちりしまっているような、いないようなヤワなアルミの蓋をはがします。なんかでも自分をいくらごまかしてみても、アルミの蓋は8割がた開いておりました。でもカルフールだしな。何かあったら訴訟に持ち込もう。





おうっ。薄紙が載っています。意外に丁寧な包装。でもこの包装紙、パラフィン紙だと思うのですが油まみれです。主成分はゴマなので、香り高いのですが、お菓子が油まみれってどうよ。






 なんかじゃりじゃりした切れ味。溶け切ってない砂糖ってことはないよね。カルフールだし。でもマーブル模様がなんだかビューティフル。おいしそうなパウンドケーキって感じです。ナイフを持つ手にやけに重い手ごたえさえなければ。





ようやく切り出したー!と思ったらどこからともなく猫が。
匂いをしきりにかいでいます。大丈夫なのか?






 と思ったら、猫が気絶ー!なんてウソ。なんだいお前のハラは。







 た・・・食べます。ドキドキする・・・でもアレ?この味は・・・
先週、安房鴨川の大山千枚田に行ったときに、タンポポコーヒーのお茶うけで出てきたやつと超似てるのです。違いは、そのお菓子は1センチ四方の小さな立方体だったこと。その大きさだと上品な甘さに感じるのです。
ということは、この横15センチ・縦8センチ・高さ4センチのこの物体を1センチ四方の立方体に切り出したとすると、480個できちゃう?(自信ありません。いしこさん合ってます?)そしたら日本人にもウケちゃう?


一日2個食べたら240日かあ・・・まあ賞味期限から言えば無理ではないかもな。まあ、もっと手っ取り早く消費するために明日会社に持っていって、4センチ四方位で有無を言わさず配りまくりますけど。でもね、ものすごく濃い目に入れたコーヒーと絶妙のコンビです。この組み合わせはイケます。


そして連休後、友達がおみやげを持ってきてくれました。最初の写真と寸分たがわぬハルバです。ちなみに賞味期限はやはり2012年。